【千趣会】物流子会社を住友商事に売却、経営資源を集中

2017/07/31 12:00
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 カタログ通販大手の千趣会は7月27日、物流子会社ベルメゾンロジスコの株式の過半を住友商事に売却する契約を結んだ。千趣会は売上げ不振から2017年12月期の連結営業損益が38億円の赤字(前期は約12億円の黒字)に転落する見通し。非中核事業を売却することで、経営資源の集中化を図る。

 

 ベルメゾンロジスコは千趣会の完全子会社だが、発行済み株式の51%を住友商事子会社の住商グローバル・ロジスティクス(SGL)に譲渡する。譲渡価額は非公表。

 

 SGLは関東地方で通販事業者向けに物流センターを運営している。中部地方に大規模な物流センターを持つベルメゾンロジスコを傘下に入れることで、エリアの補完性を高め、受注拡大につなげる。

 

 一方、千趣会はカタログ通販からインターネット通販へ軸足を移そうとしており、住友商事グループと連携することで物流の効率化に取り組む。

 

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