全日空、特別機内食3種を刷新=「ヴィーガン」対応など、11月から

時事通信社
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 全日本空輸は19日、動物由来の食材を使わない「ヴィーガン」などに対応した国際線の特別機内食3種類を刷新すると発表した。対象はヴィーガンのほか、肉や魚を使わない「ベジタリアン」、小麦などに含まれる「グルテン」摂取を制限する「グルテンフリー」向けメニューで、11月に提供を開始。国内外で進む食習慣や好みの多様化に対応する。

 3種類はいずれも、台湾と日本でフレンチレストランを展開するシェフの高山英紀氏と共同開発。ヴィーガン対応メニューでは、ココナツミルクベースのグリーンカレーと五穀米をメインに、大豆ミートやレンコンの生春巻き、豆腐とカリフラワーのムースを前菜にした。大豆ミートにはしょうゆで風味を付けて肉の味わいに近づけた。豆腐など日本らしい食材を使うことにもこだわった。

 全日空では、子ども向けや、宗教、健康などに配慮した特別機内食を計24種類用意している。メニューの変更は出発予定時刻の24時間前までに同社ホームページなど通じて予約する必要がある。現在、国際線利用客の約7%が特別機内食を選択。特に注文が多いのは子ども向けや宗教に配慮したメニューだが、近年はヴィーガンやベジタリアン向けメニューの注文も増えているという。

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