【ニトリHD】販管費増加で5.3%の営業減益、3~5月期
家具専門店大手のニトリホールディングスが発表した2015年3~5月期の連結業績は、営業利益が5.3%減の208億円だった。自社開発商品を海外生産している同社にとっては円安進行が原価押し上げ要因となるが、売上総利益率は52.4%と前年同期に比べて1.3ポイント改善した。一方で、販売管理費が9.8%増と売上総利益額の伸び(4.3%増)を上回り、営業減益となった。
売上総利益額が伸び悩んだ要因は、既存店売上高が3.4%減と苦戦したため。前年3月~4月(同社は毎月20日締め)は消費増税前の駆け込み需要があったため、その反動が出た。国内で9店舗を新規出店した効果で、連結売上高は1192億円と1.7%の微増となった。
16年2月期の連結業績は従来予想通り売上高が6.6%増の4450億円、営業利益が7.1%増の710億円を見込んでいる。