【マクドナルド】 上期の営業利益が半減、通期の見通し立たず
日本マクドナルドホールディングスが発表した2014年1~6月期の連結営業利益は前年同期に比べて半減の35億円となった。自社予想を約5億円下回った。
また、同社は厳しい事業環境が続いていることに加えて、中国製チキン問題の影響で売上げの減少が予想されることなどから2014年12月期通期の業績予想を撤回、未定とした。従来は売上高が前期比4.0%減の2500億円、営業利益は1.5%増の117億円を見込んでいた。
同社は商品の安全対策を強化する方針を合わせて発表、商品情報の透明性を高める意味で原材料の最終加工国と主要原料の原産国の情報をウェブサイトで公開した。そのほか、今回販売を中止したチキン以外の製品を製造している中国の取引先への臨時監査や毎月の現場作業確認、中国およびタイ製チキン製品の品質検査を頻繁に行う、などの安全対策を実施するとしている。