【パルコ】日本政策投資銀行との資本・業務提携を解消、TOB成立で

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 パルコは8月29日、日本政策投資銀行との資本・業務提携を解消することで同行と合意した。J.フロントリテイリングが7月9日から8月20日まで実施したパルコ株式の公開買付(TOB)に日本政策投資銀行が応じ、保有していたパルコ株を手放したため。

 パルコは2010年8月、当時の筆頭株主であった森トラストに対抗するため日本政策投資銀行と資本・業務提携を結んだ。同行が転換社債を引き受けたことで、今年8月1日時点ではパルコの発行済み株式の18.7%を保有する第2位株主となっていた。

 同行保有分を含めてJ.フロントは今回のTOBで約38%のパルコ株を新たに取得、出資比率を65%にまで引き上げ、パルコを子会社化した。

 なお、日本政策投資銀行に次ぐ第3位株主だったイオンは今回のTOBには応じなかった。

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