【米ウォルグリーン】当局がデュエイン・リードの買収承認、257店取得
米ドラッグストア大手のウォルグリーンは3月30日、同業のデュエイン・リード(Duane Reade)の買収に関して、連邦取引委員会(FTC)から承認を得たと発表した。同社はデュエイン・リードをオークヒル・キャピタル・パートナーズから買い取ることで今年2月に合意、当局の審査結果を待っていた。これにより、4月上旬から中旬にかけてウォルグリーンは、デュエイン・リードの買収を完了する予定。
デュエイン・リードはニューヨーク都市圏で257店を展開する同地域ではシェアナンバーワンのドラッグストア。全米で7100店強を展開するウォルグリーンだが、ニューヨーク都市圏での店舗数は70店にとどまっており、店舗数は一気に4倍以上に増える。買収後も当面、デュエイン・リードの店名は変えない。
買収額は10億7500万ドル(約1000億円)で、これはデュエイン・リードの4億5700万ドルの負債肩代わりを含む。両社の売上高はウォルグリーンが09年8月期で633億ドル(約5兆9000億円)、デュエイン・リードが09年12月期で18億ドル(約1670億円)となっている。