【日本マクドナルド】老朽化店舗など433店舗を閉鎖、今期も最高益予想
日本マクドナルドホールディングスは2010年12月期において老朽化店舗、小型店舗など433店舗を一気に閉鎖する。これに伴い店舗閉鎖損など約120億円の特別損失を計上する。一方で、新デザインの店舗やキッチン装備を拡充した店舗などを開発、営業利益は前期比7.3%増の260億円と最高益の更新を見込む。店舗を大量閉鎖することから売上高(直営店売上高とフランチャイズ収入などの合計)は13.6%減の3130億円、特損計上の影響で純利益は54.7%減の58億円となりそうだ。
同社が2月9日に発表した09年12月期の連結業績は売上高が前期比10.8%減の3623億円、営業利益が24.0%増の242億円、純利益が3.4%増の128億円で、営業利益、純利益ともに上場来の最高益を記録した。
同社は直営店からフランチャイズ(FC)店への切り替えを進めており、閉鎖店舗と合わせて直営店舗数は461店舗減の1705店舗となった。一方で、FC店は422店舗増の2010店舗となり、フランチャイズ店の数が直営店を上回った。
直営店とFC店を合わせたチェーン全店売上高(システムワイドセールス)は前期比2.6%増の5319億円、既存店売上高は1.1%のプラスだった。新メニュー「クォーターパウンダー・チーズ」や朝食メニューに加えたホットドッグなどの販売が好調だった。