【米トイザラス】株式公開を申請、8億ドルの調達目指す
米玩具専門店大手のトイザラスは5月28日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。
同社はウォルマートやターゲットなど総合ディスカウントストアとの競合などから業績が悪化、2005年にベインキャピタルやコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などのファンド連合に66億ドルで買収され、株式非公開となっていた。
その後は店舗のリストラを進める一方、2009年にはeToys.com、babyuniverse.comなどを買収してインターネット販売事業を強化、また、経営破綻していた高級玩具店FAOシュワルツも今年に入って傘下に収めた。
同社はIPOによって最大8億ドルを調達し、負債の返済などに充てるとしている。同社の2010年1月期の売上高は前期比1%減の135億ドル(約1兆2000億円)、純利益は43%増の3.1億ドル(約280億円)。店舗数は海外33ヵ国を含めて直営1363店、ライセンス店舗203店となっている。