【イズミ】連結では増収増益、単体では7%の営業減益

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 イズミが発表した2010年度上半期(3~8月)の連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が前年同期比1.6%増の2463億円、営業利益が4.2%増の102億円と増収増益だった。イズミ単体の営業利益は6.7%減の80億円だったが、子会社ゆめカードがクレジット手数料の増加などで収益が改善、連結ベースでは増益を確保した。

 単体の既存店売上高は直営で2.3%のマイナス、テナントを含めると1.5%のマイナスだった。客単価は0.3%とわずかながらプラスとなったが、客数が2.6%減った。地域別に見ると、中国地方が2.2%減、九州地方が1.3%減で、中国地方のほうが苦戦した。下半期は0.6%減と上半期よりは上向きそうで、通期の既存店売上高は1.1%のマイナスを見込む。

 商品別の売上高では、衣料品が6.7%減と振るわなかったが、食品は3.7%増、住居関連は3.6%増となり、直営計では0.8%のプラスと前年比微増だった。また、テナント売上げも4.7%増えた。衣料品は上半期で在庫を40億円強圧縮、下半期に向け新商品を投入して巻き返しを図る。

 2011年2月期通期では営業収益4943億円(0.4%増)、営業利益214億円(4.8%増)、純利益97億円(10.8%増)となる見通し。

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