【ゲンキー】11年6月期の業績予想を上方修正、営業益24.5%増
北陸・東海地方が地盤のドラッグストア、ゲンキー(福井県坂井市)は2011年6月期通期の連結業績予想を上方修正した。日替わり特売による生活必需品販売の好調などで10年7~12月期の既存店売上高が前年同期比15.1%増と大きく伸びたのが要因。低価格販売で客単価は4.7%減ったが、客数が20.8%増となった。
通期の売上高は従来予想より18億円多い490億円(前期比18.8%増)、営業利益は2億円多い12億円(24.5%増)を見込む。7~12月に福井県で4店舗、岐阜県および愛知県で各1店舗を出店し、福井・岐阜の両県で地域シェアが高まったことも営業増益に寄与する。
同社は売り場面積750坪(約2475平方メートル)の「メガドラッグストア」と呼ぶ大型店を中心に展開。医薬品以外にも日用雑貨や加工食品の売上構成が高いことが特徴で、11年6月期は10店舗の新設を計画している。