H2O、近鉄百貨店と情報システムの共同開発で提携

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 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは8月10日、近鉄百貨店と情報システムの基盤整備に関して業務提携を結んだ。

 POSシステムと商品仕入システムなどの共同利用からスタートし、その後、次世代情報システムの共同開発に取り組む。情報システムの運用・開発費用を軽減するのが狙い。大阪市内では今年に入ってJR大阪三越伊勢丹が開業、高島屋や大丸が増床するなど競争が激化している。 

 2012年には阪急うめだ本店が、14年には近鉄百貨店の阿倍野本店が大幅増床オープンを予定しており、情報システムでの投資負担軽減を本業の強化に回す。

 H2Oは2008年10月に高島屋と3年以内の経営統合を目標に資本・業務提携したが、その後、10年3月に統合を断念した経緯がある。H2Oと高島屋は現在も株式を10%ずつ保有している。

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