年商50億円超!ライフの巨艦店「セントラルスクエア押上駅前店」の現在・前編

矢野清嗣
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交通の要所「押上」駅から目と鼻の先の好立地!

 首都圏ナンバーワン店舗との呼び声高い押上駅前店では、どのような店づくりをしているのか。立地から見ていこう。
 押上駅前店は、都営浅草線・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・東武伊勢崎線など複数の路線が乗り入れる交通の要所、「押上」駅の目と鼻の先の場所にある。周辺は下町風情を感じさせる住宅密集地だが、12年5月に「とうきょうスカイツリー」駅ができて以降は開発が進み、高層マンションが次々と建ちはじめるなど、環境は大きく変化しつつある。
 ちなみに、押上駅前店が入居する建物は京成電鉄の旧本社ビルであり、同店のほかにはホームファシニングの「ニトリ」が入居。上層階はホテルとなっている。
 建物は地上1階、地下1階の2フロア構造。1階部分から見ていくと、総菜、インストアベーカリー、酒類、医薬品の売場が広がり、イートインを設けたカフェコーナー「ライフカフェ」も設けている。

セントラルスクエア
押上駅前店の1階売場レイアウト


 インストアベーカリーの「小麦の郷」は、店の看板部門であり、焼きたて食パン専門店の一本堂監修「食パン」、フランス産小麦100%使用の「クラッシックバケット」のほか、ピザやサンドイッチなども豊富に揃える。ベーカリー売場のそばには、バイキング方式の「おかずコーナー」を設置しており、米飯では「ビーフカレー」(398円)、スープの「コーンクリームスープ」(128円)のほか、「春巻」「豚キムチ」といったバイキング総菜10SKUも品揃えする。

セントラルスクエア
押上駅前店の総菜売場。開放感のあるオープンキッチンとなっている(写真はオープン当時のもの)


 壁面約75尺のスペースには、「弁当」「焼鳥」「飲茶」「天ぷら」「フライ」「串揚げ」「グリル」「焼魚」「サラダ」をコーナー展開している。弁当コーナーでは、「厚切りロースカツ弁当」をはじめとした売れ筋を固定で並べながら、「大海老と真穴子の天重」(698円)、「中華弁当」(490円)など日替わりのメニューも用意する。店内加工とセンター納品をバランスよく取り入れている印象だ。
 フライでは「ハーブ三元豚のロースカツ」(398円)、「甘酢ソースのメンチカツ」(150円)など販売。飲茶では、「焼売」「餃子」「春巻」など自家製の商品を充実させている。サラダはセンター商品が中心で、「サラダオードブル」(980円)など幅広い量目・アイテム数でラインアップする。

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