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米インテル、量子コンピューター実用化につながるチップ開発

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米半導体大手インテルは9日、量子コンピューターに使用される量子ビット(キュービット)をつなぐ複雑な配線の代わりとなる半導体チップ「ホースリッジ」を開発したと発表した。ロサンゼルスで6月撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

[9日 ロイター] – 米半導体大手インテルは9日、量子コンピューターに使用される量子ビット(キュービット)をつなぐ複雑な配線の代わりとなる半導体チップ「ホースリッジ」を開発したと発表した。

多くの量子コンピューターでは、量子ビットは原子運動が停止する温度に近い極低温環境に置く必要があるため、特別な冷蔵庫内に収納される。ただその中では、情報を送受信するための配線を量子ビットにつなぐことは難しく、配線などは冷蔵庫の外に置く必要があった。

インテルによると、ホースリッジは冷蔵庫内に設置可能な設計で、将来的にはより実用的な量子コンピューターの製造に資することが期待されるいう。