サーマル方式のPOSプリンターを集中展示
セイコーインスツルのブースでは、レシートの発行でレジ周りに不可欠なサーマル方式のPOSプリンターなどを集中して展示していた。店舗ではレジカウンターのスペースを稼ぐために、タブレットPOSや小型の決済端末に注目が集まる。
POSレシートプリンター「RP-F10」
ただコンパクトでデザイン性にも優れるため、レジ周りをオシャレに演出したいならレジカウンター上に設置するのがベターかもしれない。リテールテックJAPAN2019のセイコーインスツルブースでも、そのスタイリッシュなデザインで多くの人目を引いていた。
セイコーインスツルによれば、「RP-F10」は、 ワールドワイドで年間3万台の販売をめざしているという
また、オプションで4.3インチの液晶ディスプレーを設置することも可能だ。この液晶ディスプレーは、今年7月から出荷開始を予定している。
モバイルプリンター「MP-B30」
コンパクトという点では、サーマルドットライン方式のモバイルプリンター「MP-B30」。大きさは本体が幅105㎜×奥行き126㎜×高さ58㎜。ちょうど手のひらに乗せて操作できるサイズだ。パンフレットでは水道・ガス・電気といったインフラの点検・検針業務や自販機管理などが紹介されている。
さらに「MP-B20」は本体の幅79㎜×奥行き110㎜×高さ44㎜と「MP-B30」と比べてもその小ささが際立つ。重さは約180gと軽く、「Super Small&Light Weight」を謳っている。ちょうど手のひらに乗るというより収まるサイズであり、最近のクレジットカードや電子マネー、各種のPayサービスといったキャッシュレスサービスのモバイル決済に対応したレシートプリンターやレジ用のレシートプリンターとして使えるだけでなく、宅配サービスでも配達時のレシート発行用としても小ささと軽さを生かして重宝しそうだ。
常にモバイルプリンターとして使用するだけでなく、クレードルに装着したままでレジプリンターとして使用しながら、必要に応じてクレードルから離してモバイルプリンターとして使用するといった用途でも使えそう。そうしたサイズと機能が好評でPayサービスなどの用途に約2万台が活用されていると、セイコーインスツルブースの説明担当者は胸を張る。