千葉駅至近に再出店! 「西友千葉中央店」の売場を徹底解説

取材・文:小笠原 玲 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

西友千葉中央店

西友千葉中央店

〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央2-2-16
電話:043-307-2573
JR「千葉」駅から徒歩約10分

見どころ

▶昼食の買い回りを意識した店内レイアウト
▶バイヤー厳選の「食の幸」を素材に使用した総菜
▶壁面一角に集積する「みなさまのお墨付き」シリーズ

 西友(東京都/大久保恒夫社長)は6月5日、千葉県千葉市に「西友千葉中央店」(以下、千葉中央店)をオープンした。千葉県内14店舗目、西友全体では244店舗目となる。

 千葉中央店は、JR「千葉」駅から徒歩約10分の場所に位置する。かつて西友の店舗が入居していた商業施設「千葉パルコ」の跡地に建設された高層マンションの1階に出店した。周辺は、千葉市中央区役所があるほかオフィスビルが集積し、ビジネスパーソンの往来が多いエリアである。

 また、再開発も進んでおり、近年は千葉駅周辺を中心に高層マンションの建設が相次いでいる。足元商圏0.5km圏内には2452世帯/4114人が居住し、単身者や少人数世帯が多いのが特徴だ。

 主な競合店としては、「酒&業務スーパー千葉中央店」「グルメシティ千葉中央店」「リブレ京成千葉中央店」のほか、「京成千葉」駅前の「そごう千葉店」内に「ザ・ガーデン自由が丘 千葉店」がある。

 千葉中央店の売場面積は約343坪で、近隣に住む単身者や少人数世帯に向けた簡便・時短商品、ビジネスパーソンの昼食需要を想定し総菜にとくに力を入れている。また、入口突きあたり右手に総菜売場とレジを配置するなど、買い回りしやすいレイアウトを採用しているのも特徴だ。

 主要な売場を見ると、青果では千葉県内の契約農家から仕入れた野菜をコーナー展開。取材日は千葉県船橋市でとれたキャベツやかぶ、にんじんを販売していた。

 鮮魚は、魚総菜や骨取り魚などの簡便商品を充実させた。また、開店日には当日朝に水揚げされた新鮮なカツオを中央の平台に陳列してアピールしていた。

 精肉でも、ハンバーグや味付き肉といった簡便商品を充実させている。豚の薄切り肉やひき肉は、特小・小・普通・大・特大サイズを揃えて細かく量目対応をとる。

 総菜は、目利きのバイヤー厳選のプライベートブランド(PB)「食の幸」の素材を使用した商品が目立つ。たとえば、「だし香るロースカツ重」では、「食の幸 熟成うまリッチポーク」を使用。また、管理栄養士監修の

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取材・文

小笠原 玲 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

早稲田大学文学部(ドイツ哲学専攻)を卒業後、教育系の編集プロダクションで国語の入試問題の制作を担当。2024年、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。

休日の大半を台所で過ごすほど、無類の料理好き。得意な料理は、出汁巻き卵と切り干し大根の煮物。料理研究家の土井善晴氏を尊敬している。

趣味は、ミニシアターで映画をみること。音の大きな映画が苦手で、日常を切り取ったような変哲のない映画やドキュメンタリー映画を好む。見た作品のリーフレットを持ち帰り、コレクションしている。

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