単身・少人数世帯向けに即食・簡便商品を強化! 西友の新店「蒲田中央店」の売場づくりを速報

取材・文:阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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西友(東京都/大久保恒夫社長)は626日、東京都大田区に「蒲田中央店」をオープンした。店舗周辺は商業施設や飲食店、オフィスビルが立ち並ぶ一方で、住宅街も広がっており、単身者や少人数世帯が多く暮らす。そこで同店ではそうした地域特性に合わせた売場づくりを行っている。

商業ビルの1階に出店した「蒲田中央店」(東京都大田区)

即食・簡便商品と日用品を強化し、近隣ニーズに対応

 蒲田中央店は、JR京浜東北線「蒲田」駅と京急本線「京急蒲田」駅のほぼ中間にあり、いずれの駅からも徒歩6分とアクセスに優れた立地に位置する。

 同店は地上6階建て商業ビルの1階に出店し、他のフロアにはフィットネスジムなどが入居している。競合店としては、道路を挟んだ至近距離に「まいばすけっと 蒲田4丁目店」があり、同店は627日に改装オープンするなど“西友対策”をとっている。

 蒲田中央店の売場面積は約670㎡で、標準店舗より小さい小型店の位置づけだ。取り扱い商品数は同規模店舗と同等の品揃えとなっている。駅利用者や近隣住民のニーズに応えるべく、簡便性・即食性の高い商品や小容量の商品を多く揃える。また、周辺にドラッグストアがないことからシャンプーやリンス、歯磨き粉といった日用品を充実させている点も特徴だ。

 

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取材・文

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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