NBを大きく減らし差別化!移転新築オープンした東急ストア三鷹店の売場づくりとは?

取材・文:阿部 幸治 (ダイヤモンド・チェーンストア編集長)
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東急ストア三鷹店

東急ストア三鷹店

見どころ
▶競合店にはない、できない品揃え、商品で差別化
▶鉄板焼きやピザなど、インストア加工で魅力ある総菜
▶東京野菜、近郊野菜、オーガニック野菜の導入

 東急ストア(東京都/大堀左千夫社長)は2023年6月14日、「東急ストア三鷹店(以下、三鷹店)」をJR三鷹駅北口中央大通り沿いから移転し、付近の新築マンション1階部分に新設オープンした。どちらも駅までの距離はほぼ変わらないが、旧店は大通り沿いだったのに対し、新店は大通りから1本奥まった場所に位置する。

 商圏とする1㎞圏内には約5万6000人が暮らし、うち1~2人世帯が75%を占める。同社出店エリアのなかでも少人数世帯比率が高い店となる。また、JR中央・総武緩行線の始発駅であり、JR中央本線、東京メトロ東西線(乗り入れ)の3線を有することから乗降客数が多い。それゆえ、同社の会員カード保有率が通常よりも20ポイント低い50%となっており、駅利用者の取り込みがテーマとなる。

 北口の競合店としては、紀ノ国屋やクイーンズ伊勢丹もあるがいずれも150㎡程度と小ぶりで、最大の相手は三鷹店と至近距離にある「オーケー三鷹北口店」(945㎡)となる。

 そうしたなか売場面積598㎡の三鷹店は、競合店にはない品揃え

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取材・文

阿部 幸治 / ダイヤモンド・チェーンストア編集長

マーケティング会社で商品リニューアルプランを担当後、現ダイヤモンド・リテイルメディア入社。2011年よりダイヤモンド・ホームセンター編集長。18年よりダイヤモンド・チェーンストア編集長(現任)。19年よりダイヤモンド・チェーンストアオンライン編集長を兼務。マーケティング、海外情報、業態別の戦略等に精通。座右の銘は「初めて見た小売店は、取材依頼する」。マサチューセッツ州立大学経営管理修士(MBA)。趣味はNBA鑑賞と筋トレ

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