サミット跡地に出店したヤオコーの最新店舗 川越藤間店の総菜・ベーカリー売場をレポート!

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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オープン限定のフルーツタルトも販売

 ベーカリー売場では、朝食で食べる頻度の高い食事パンを強化。「北海道産小麦のもっちり湯種食パン」(4枚切り300円)や「北海道あん食パン」(1498円)に力を入れ、個食サイズなど少量目を中心に品揃えしている。そのほか、「セミドライトマト&生ハムマルゲリータ」(500円)などのピザや「【辛】ヤンニョムチキンバーガー」(198円)を中心とするハンバーガーなど、若い世代にも人気が高そうな商品を取り扱い、選ぶ楽しさを演出する。

ベーカリー売場では、ハンバーガーのラインアップも豊富だ
ベーカリー売場では、ハンバーガーのラインアップも豊富だ

 そのほか、タルトなどのデザート商品も取り扱っており、オープンから711日までの期間限定で「フルーツタルト」(1180円)も販売する。

オープンから期間限定の「フルーツタルト」
オープンから期間限定で販売する「フルーツタルト」

 昨年は、コロナ禍で生鮮食品や加工食品が伸びる一方、日持ちがせず衛生上の懸念もある総菜は各社落ち込んでいたが、最近では売上が回復傾向にある。ヤオコーでは最近の新店を中心に、従業員が対面でお客に取り分けるという限定的なものではあるものの、一部店舗で夕方に総菜のバラ販売を再開しているという。川越藤間店では「まん延防止等重点措置」が出ている関係で現在はバラ販売を行っていないが、タイミングを見て実施したい考えだ。「出来立てを買いたいというお客さまは多く、バラ販売を再開した店舗では支持を得ている」(広報担当者)とのことだ。

 総菜が以前のように買われるようになれば、顧客に支持されるうえで総菜の重要性はより高まる。ヤオコーの総菜のラインアップの豊富さや品質の高さ、少量商品も揃える細やかな気配りは、コロナ後も同社の大きな武器となるだろう。

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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