写真満載!新中計「GG2022」のモデル店、サミット五反野店の戦略と売場づくりを徹底解説
売場フォーカス
デジタルサイネージで楽しい買物環境を演出
五反野店では、出入口付近の4本の柱にデジタルサイネージを設置。店舗の外からもディスプレーが見えるようにして通行者の興味をひくとともに、入店すると全4本の柱が視界に入り、来店客が思わず店の奥まで足を進めてしまうような楽しい買物環境を提供する
屋内垂直農法のインファームと業務提携
初導入したインファーム社のファーミングユニット。生産効率が高く、約250㎡の畑と同等の栽培能力を有する。一般的な生産方法と比較して使用する水の量を約95%、肥料の量を約75%削減できるという
セルフレジを20台導入
これまで都市型小型店に実験的に導入してきたセルフレジを、大型店である五反野店に導入。20台もの台数を設置したのは初の試みとなる
新MDを導入
建て替えにより、サミットが近年進める新MDを導入した。鮮魚売場には天井までのガラス窓を設置して店内加工の様子を見せることで鮮度感を訴求。店頭の素材を使った魚総菜のコーナーも設置した
総菜部門の寿司を鮮魚売場で販売
部門横断型の売場づくりにも取り組む。総菜部門が手掛ける店頭の素材を使った寿司は、鮮魚売場の中央平台で売り込んでいる。既存店での実験によりそのほうが売上が高くなる効果が出ているという
あえて売場に凹凸をつくる
五反野店は本来は正方形をした店だ。しかし壁面にあえて凹凸を持たせて、その先の売場が見通せないようにして、来店客がさらに足を進めたくなるように工夫する。写真はとくにその特徴がわかりやすい精肉売場
出来たて感を訴求する総菜売場
総菜売場にも壁一面に大きなガラス窓を採用し、店内調理の様子を見えるようにして出来たて感を訴求する。五反野店では隣に同じく即食性の高い商品として冷凍食品のコーナーを配置した
高低のある陳列で訴求力を高める
総菜売場ではコロナ禍で揚げ物のバラ販売ができないため、別の方法で訴求力を出す取り組みを進める。什器に傾斜をつけて商品の“顔”がお客からよく見えるようにするほか、陳列に高低をつけて賑わい感を出す
専門店で人気のメニューを商品化
総菜部門では、コロナ禍で外食ができないぶん、自宅で本格的なメニューを食べたいというニーズに対応するべく、専門店のような商品開発に取り組む。写真はその一例で「ニラたっぷり黒豚パオズ」
地域住民とともによりよい店をめざす
地域住民とともに店づくりを行う方針を掲げる。イートインコーナーに飾られている絵は、地元のデザイン事務所の女性が手掛けたもの。
またお客から要望のあった商品を揃えるコーナーも大きく設けた
乳幼児食品ブランドを初導入
新商品として、乳幼児向け食品のD2C(消費者向け直販サービス)企業であるMiL(東京都)が展開するアレルゲンフリー商品ブランド「thekindest」を導入。人によっては必要性の高い商品として、主通路上でコーナー展開する
直営の衣料専門店「コルモピア」
2階にはサミット直営の衣料専門店「コルモピア」が入る。今回の建て替えにより、売場面積を改装前比で3割ほど縮小し、品揃えも実用衣料品に絞り込んだ
レイアウト
店舗概要
オープン日 | 2020年12月9日 |
店長 | 柴田泰弘 |
営業時間 | 9:00~25:00 |
売場面積 | 2102㎡ |
駐車台数 | 60台 |
レジ台数 | 計25台(セルフ20セミセルフ5) |
従業員数 | 正社員28.5人、 パート・アルバイト113.9人(月173時間換算) |
年商目標 | 35億円 |