セブン&アイ・フードシステムズは10月12日、デリバリーとテイクアウト専門の「デニーズ新宿御苑店」を東京都新宿区にオープンした。同社がデリバリーとテイクアウトに特化した店舗を出すのは初めて。新型コロナウイルスの感染拡大によって高まっている、料理宅配と持ち帰りの需要を取り込む。
同店の店舗面積は72平方メートルで、客席はない。営業時間は午前11時から午後11時。同店から4キロメートル圏にあるデニーズ既存店で受けていた料理宅配代行の「出前館」「ウーバーイーツ」などのサイト経由での注文に新宿御苑店が全て対応する。今後は、他の料理宅配代行サービスとの連携を広げる一方、自社での配達も始める。
新宿御苑店では、デニーズの通常メニューとして人気の「とろ〜り卵とチーズのオムライス」(テイクアウト価格税込846円)やオリジナルメニューの「シーフードパエリア」(1078円)など約60種類のメニューを取り扱う。
テイクアウトについては、2〜3種類の日替わり弁当(価格は600円から)も販売する。テイクアウトメニューは日替わり弁当を除いて、予約サイトの「EPARK」で事前予約し、待たずに持ち帰ることができる。
セブン&アイ・フードシステムズでは新型コロナ対応として8月から、東京都江戸川区の「デニーズ本一色店」で、ドライブスルーサービス「くるまでデニーズ」を本格的に始めている。