マミーマート都内4店舗目「生鮮市場TOP羽村店」がオープン! 地場スーパーや西友と激突
マミーマート(埼玉県/岩崎裕文社長)は8月23日、東京都羽村市に「生鮮市場TOP羽村店」(以下、羽村店)を開店した。都内への出店は、同社全体で4店舗目、「生鮮市場TOP!」としては2店舗目となる。オープン当日は朝早くから多くのお客が列をなし、開店を7時30分に早めるほどの盛況だった。積極的な出店攻勢をかけるマミーマートの最新店をレポートする。

”都内最西端”の店舗でシェア獲得めざす
羽村店は、JR青梅線「羽村」駅から約1km東、徒歩約15分の距離に位置する。駅側、青梅線の沿線には住宅地が広がっているが、店舗周辺は工場も点在しており、近隣のワーカーの昼食需要も期待できる立地だ。
マミーマートによれば、羽村店から半径2km圏内の人口は約7万人で、平均世帯人数は2人以上の割合が多いという。店舗東側を通る都道249号線は福生市と青梅市をつないでおり、隣接市からのクルマによる来店も多く見込む。なお、駐車場は平面、屋上で計294台を完備している。
マミーマートの都内への出店は、「マミーマート足立島根店」(足立区)、「マミーマート小平小川店」(小平市)、「生鮮市場TOP昭島中神店(以下、昭島中神店)」(昭島市)に次ぐ4店舗目だ。このうち最も至近にある昭島中神店でも約9㎞離れており、マミーマートはまずは店舗近隣での認知度向上をめざすという。
その方針どおり、約590坪の売場では「生鮮TOP!らしさ」を前面に打ち出した鮮度のよい生鮮素材を充実させている。青果売場では「リュウガン」(1ネット777円)や「ドラゴンフルーツ」(399円)などの食品スーパーではめずらしい商品を展開するほか、精肉売場では「豚足(冷凍)」(100g50円)のような専門性の高い食品を揃え、豊富なラインアップをアピールしていた。


地場スーパーと激突、駅前には24時間営業の西友も
羽村店から半径1km圏内では、都道249号線を挟んだ真向いにオザム(東京都/小澤国生社長)が展開する「オザム バリュー羽村店」(東京都羽村市)、500m北にはスーパーアルプス(東京都/松本英男社長)の「スーパーアルプス羽村店」がある。オザムは羽村市に隣接する青梅市に、スーパーアルプスは八王子市にそれぞれ本社を構える地場スーパーだ。
さらに、羽村駅前には駅から徒歩3分の距離に「西友羽村店」がある。3フロア建てで、1階は食品、2階は日用品や雑貨を扱うほか、3階は「Seria」や「カーブス」がテナントに入る。なお、食料品売場は24時間営業を実施しており、エリア内ではとくに利便性が高いと言える。
羽村店の出店エリアは、地元で支持される地場スーパーや駅前好立地の大手チェーンがひしめいている。生鮮の豊富なラインアップをはじめ、外部からも評価の高い総菜・弁当など、武器の多い「生鮮市場TOP!」の出店は、競合店の刺激となり、シェア争いを活性化させそうだ。
※生鮮市場TOP羽村店の売場づくりや商品政策の詳細については、雑誌「ダイヤモンド・チェーンストア」および「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」で近日公開予定です。






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