ロピア海外1号店「LaLaport台中店」レポート、 日本の食文化の発信で海外市場開拓へ
現地向けに開発した
ユニークなメニューも
続いて総菜は、基本的に店内調理で提供し、売場から調理風景が見えるようにして出来たて感を訴求。唐揚げや豚かつ、焼き鳥などの肉総菜が中心で、素材には日本産ではなく台湾産の肉を使用することで、比較的、手頃な価格で販売する。
そのほか、丼や弁当、焼き立てピザ(ホール1枚1175 円)なども揃える。店で最も人気のメニューと訴求していたのが「和風豚肉スパゲッティ」(約610円)だ。実際に食べてみると、パスタの麺が和風ベースで味付けされ、スライスニンニクと青のりが効いたメニューで、焼きそばとペペロンチーノを足して2で割ったような味わいだった。日本ではみかけないメニューであり、現地向けに開発し支持を得ているものとみられる。
また、総菜のほかに手作りスイーツも並び、楽しい売場を演出していた。スイートポテトやスコーンのほか、りんご飴(1本465円)をPOPで食べ方を説明しながら販売していた。
なお、売場のPOPやシールは日本語表記が目立つ。これはあえての取り組みのようで、ららぽーと台中の関係者によると、これが逆にユニークで、SNS等で現地の人々にウケているという。