東急ハンズ(東京都/榊真二社長)はビームス(東京都/設楽洋社長)とコラボレーションして開発した新ライフスタイルショップ「ワークハンズ」1号店を10月4日、東急ハンズ渋谷店内にオープンさせた。
ワークハンズは、東急ハンズの社内公募により生まれた新規事業。都市住民の園芸やDIY、料理というライフスタイルを、こだわりのワークウエアを身にまとい、お気に入りの道具を使って楽しむ提案を行う。ターゲットは30~40代の暮らしにこだわりを持つ男女。これまで東急ハンズ店内ではワークウエアをほとんど扱っておらず、同社にとって空白マーケットだった。
ビームスと共同開発の新ワークウエアブランド「WORK HANDS × BEAMS」を立ち上げ、年2回の頻度で新商品を展開するとともに、ビームスがセレクトしたワークテイストのアパレルとDIY、ガーデニング、クッキングをテーマに東急ハンズがセレクトした生活雑貨を品揃えする。
1号店の渋谷店は5坪ほどのインショップで、雑貨と衣料品合わせて200SKUを品揃えする。うち衣料品はオリジナルとセレクトの比率が半々で、秋冬の第1弾はオリジナル商品では9型3サイズの計27SKUを展開する。新ブランドはカバーオール(2万1840円)、ボタンダウンシャツ(1万1550円)、ワークエプロン(7980円)などで、洗いをかけるごとに味わいが出る素材とつくりで、カラーはロイヤルブルーとネイビーを基調にする。10月中に、心斎橋店内、博多店内、横浜店内にオープンして4店舗体制とするとともに、インターネットでの販売も開始する。東急ハンズの榊社長は「ワークする行為はクリエイティブでカッコイイ。そういう人を応援したい」と語った。
今後4店舗で展開しながら、ワークハンズは来年度をメドに、20~30坪の広さでスピンアウトするかたちでの店舗展開を図っていく計画だ。