最新店舗「ヤオコー八王子鑓水店」に見る、“買いたくなる”商品づくりの妙

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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「寿司屋のおつまみ」コーナーを展開

 総菜売場で展開する魚総菜コーナー「漁火(いさりび)」では、一部の既存店で展開している「寿司屋のおつまみ」を八王子鑓水店でも導入。「たこキムチ」(298円)、「かきおろし南蛮酢」(398円)など魚介類を使ったおつまみの品揃えを拡大している。

品揃えを拡大した「寿司屋のおつまみ」コーナー
品揃えを拡大した「寿司屋のおつまみ」コーナー

 アジア総菜のコーナー「味庵(あじあん)」では、トマトクリームとコチュジャンで味付けした韓国風の「韓流ロゼチキントッポギ」(398円)を新たに展開する。また、肉総菜コーナーの「幸唐(さちから)」では、手羽先の「旨辛やみつき黒胡椒味」(598円)を新発売した。

トマトクリームとコチュジャンで味付けした韓国風の「韓流ロゼチキントッポギ」
トマトクリームとコチュジャンで味付けした韓国風の「韓流ロゼチキントッポギ」

 青果部門の素材を使った商品では、「エンペラーズゴールドメロン」を使用したカットフルーツを展開。「機械ではなく手作業でカットすることで鮮度感にこだわった」(広報担当者)とのことだ。

機械を使わずにカットした「エンペラーズゴールドメロン」
機械を使わずにカットした「エンペラーズゴールドメロン」

 そのほか洋日配では、近隣に多摩美術大学があることから、学生の集客を見込んでプリンの品揃えを拡大した。酒類売場では、ヤオコー子会社の小川貿易(埼玉県/大島潤社長)が仕入れる、4種のぶどうをブレンドし、おいしさにこだわりながら低価格を実現したイタリア・ナポリ産の「ピアチェーレロッソ」「ピアチェーレビアンコ」(いずれも750798円)を新発売する。

小川貿易が仕入れる直輸入ワインの新商品「ピアチェーレロッソ」「ピアチェーレビアンコ」
小川貿易が仕入れる直輸入ワインの新商品「ピアチェーレロッソ」「ピアチェーレビアンコ」

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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