イオントップバリュ、Z世代に向けたスイーツを強化 ナッツ等をシリーズ展開
イオン(千葉県/吉田昭夫社長)グループのイオントップバリュ(千葉県/土谷美津子社長)は6月21日、プライベートブランド(PB)「トップバリュ」の新商品発表会を開催した。発表会では「トップバリュ」の今後の開発方針と、スナックの新シリーズ「Joy nuts」「Fruits Bite」を発表した。
2つの新シリーズを発表
イオントップバリュは、今回開催した新商品発表会において、メインブランドである「トップバリュ」に「さあ、ワクワクするほうへ!」というタグライン(スローガン)を新たに設けたことを発表した。食の楽しさや驚き、心が躍るような体験を消費者に提供したいという思いが込められている。同社は、その「トップバリュ」の重点ターゲットにZ世代を加えることを強調した。
Z世代は一般的に、非日常的な贅沢やブランド品への関心が低く、インフルエンサーのレコメンドを信用し、自身の好きなものを他人と共有したい欲求が強いといった特徴がある。Z世代について、イオントップバリュ取締役ブランド&コミュニケーション本部長の森真紀氏は「今後の消費の中心であり、デジタルネイティブで発信力が高いため情報発信のカギになる存在」と語る。
同発表会では、そのZ世代に向けたスナックの新シリーズとして、「トップバリュ」から「Joy nuts」「Fruits Bite」を発売することを発表し、6月21日から「Joy nuts」の「キャラメルマキアート」(税抜798円、200g)、「Fruits Bite」の「マンゴーボール」(税抜398円、50g)を発売する。
「Joy nuts」は、複数のナッツを詰め合わせたシリーズだ。ナッツはフィトケミカル(天然の機能性成分)やビタミンE、不飽和脂肪酸などの栄養素を豊富に含む健康的な食品で、世界的に人気がある。そこに目を付けたイオントップバリュは、さまざまな味のナッツを掛け合わせた「Joy nuts」を打ち出すことで「新しい味、驚き、楽しさ」を提供する。
「Joy nuts」シリーズの「キャラメルマキアート」は、ピーナッツやくるみなどのナッツにコーヒーやチョコ、キャラメルの味付けがされた計6種類のナッツが入っており、全種類を食べると口の中でキャラメルマキアート味になるのが特徴だ。森氏は「食べて楽しくなるナッツ商品を開発した。一人で食べるよりも複数人とシェアしてもらいたい」と話す。