2025年のハロウィンは「20代・30代女性向け」のスイーツや料理に商機!?

文:稲垣 昌宏 (ホットペッパーグルメ外食総研上席研究員)

ハロウィンを「友人・知人」と過ごすと回答した人が3年連続1

 次に、「ハロウィンを誰と過ごしたいか」についてのアンケート結果トップ3は次のとおりだった。

  • 1位:「友人・知人」(8.9%)
  • 2位:「夫婦二人」(7.2%)
  • 3位:「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」(6.6%)

 1位は「友人・知人」と3年連続して最多となった。「友人・知人」は21年の5位から、22年は3位、2324年は1位と順位を上げ、家族中心の集まりであったコロナ禍のハロウィンから、平時に完全に戻ったことを感じさせる結果となった。

図4:今年のハロウィーンは、誰とどのように過ごしたいか(複数回答)

 また、希望するハロウィンの過ごし方があった人(2572人)に、「今年のハロウィンで最も楽しみにしている過ごし方」を聞くと、次のような結果が得られた(図2)。

(図2が入る)

  • 1位:「家で過ごしたい」(23.3%)
  • 2位:「ハロウィンスイーツを食べたい」(12.6%)
  • 3位:「外食を楽しみたい」(8.7%)
  • 4位:「飲酒を楽しみたい」(6.3%)
  • 5位:「子どもにお菓子をあげたい・配りたい」(5.6%)

 順位は前年と変わっていないが、性年代別の外食関連項目では、4060代男性で「外食を楽しみたい」、5060代男性で「飲酒を楽しみたい」が他の性年代に比べ高くなっている。

図5:今年のハロウィーンは、どのように過ごしたいか(複数回答)

 また、2040代女性は「ハロウィンスイーツを食べたい」、2030代女性は「かぼちゃ料理を食べたい」「ハロウィンに合った料理やお菓子を作りたい」が他の性年代に比べ高く、2030代の若年女性を中心にハロウィンで「食」に関わる過ごし方を楽しみにしている様子がうかがえる。

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稲垣 昌宏 / ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員

エイビーロード編集長、AB-ROAD.net編集長、エイビーロード・リサーチ・センター・センター長などを歴任し、2013年ホットペッパーグルメリサーチセンター・センター長に就任。市場調査などをベースに消費者動向から外食市場の動向を分析・予測する一方、観光に関する調査・研究、地域振興機関である「じゃらんリサーチセンター」研究員も兼務し、「食」と「観光」をテーマに各種委員会活動や地方創生に関わる活動も行っている。肉より魚を好む、自称「魚食系男子」

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