ドレッシング市場、調理機会の増加や用途の広がりで20年の市場は堅調
サラダだけでなく汎用調味料としても人気
ドレッシングはサラダだけでなく、さまざまな料理に活用できる汎用性の高さも魅力のひとつ。キユーピーでは、麺料理や肉・魚料理、炒め物やつけだれにドレッシングを上手に使いこなすテクニック「ドレテク」のレシピ動画を紹介している。また、いつもの食事に野菜でもう一品欲しい時に役立つ、つくり置きサラダ「サラダストック」を提案。調理のポイントやレシピを特設サイトで公開し、好評となっている。
一方、理研ビタミンでは、健康のための「食事」と「運動」のバランスを考えた専用サイト「#リケンのたべトレ」を開設。運動不足を解消するトレーニング動画と、トレーニング後に食べるサラダレシピを掲載しており、サラダレシピは、ヘルシー・簡単メニュー、食物繊維がたっぷり摂れるメニュー、高たんぱくサラダメニューなど、ニーズに合わせたメニューを提案。販促物なども用意し、店頭と連動させている。
また、最近は葉物野菜だけでなく、お肉などを加えて豪華にした「ごちそうサラダ」も増えており、ピエトロではサラダのトッピング素材の「ピエトロPATFUTTE(パットフッテ)フライドオニオン&ナッツ」が好調だ。フライドオニオンに4種類のナッツを組み合わせ、食感や色合い、味わいなどのバランスを追求した。この春はフライドオニオンに2種類のチーズを加えた「フライドオニオン&チーズ」をラインアップした。
野菜摂取意向は高いことから、引き続きドレッシング市場の拡大が予想されている。
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