栗山米菓、人気者とのコラボで若年層に強烈アピール、新たなファン層を拡大中!

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 「ばかうけ」や「星たべよ」「瀬戸しお」などのロングセラーブランドを展開する栗山米菓では、若い世代や子供にも米菓に親しんでもらうために、2020年は人気アニメなどのコンテンツと積極的にコラボレーションを実施。TVアニメの「鬼滅の刃」と「ばかうけ」、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」と主力3ブランドとのコラボなどを行った。また、コンビニエンスストア限定の「星たべよ」と「ポケットモンスター」とのコラボはゲームと連動した企画で、SNSで話題となった。人気のアニメとコラボすることで、若年層にも手に取ってもらうきっかけとなり、新たな需要を広げている。

栗山米菓

 21年も引き続き、アニメやデジタルコンテンツとのコラボを実施する。1月には「瀬戸しお」と、料理研究家のリュウジさんとコラボ。「リュウジのバズレシピ」動画を配信しているリュウジさんの人気の至高シリーズの炒飯と唐揚げの味を再現した「瀬戸しお」を発売するとともに、リュウジさんの動画で紹介する。

 さらに2月にはYouTuberのヒカキンさんと「ばかうけ」がコラボ。商品の発売のほか、「HikakinTV」で「ばかうけ」を食べてもらい、おいしさや楽しさを伝えてもらう内容となっている。また「鬼滅の刃」の第二弾の商品も春に発売する予定だ。

本間氏
取締役マーケティング本部長
本間 勉氏

 若年層への訴求に加え、米菓のメーンユーザーである60代以上に対しても注力しており、昨年9月には、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授監修の脳を鍛えるドリルが個包装にデザインされた「脳を鍛えるドリル付き 玄米せんべい」を発売。食物繊維などが豊富で栄養価の高い玄米100%の米菓で、食べながら脳を鍛えるということをコンセプトにした商品だ。

3月にはトレーを抜いてスリムパックにリニューアル。それに合わせて「タニタ食堂監修のおせんべい」シリーズもスリムパックを採用する。健康系の米菓から環境に対応したエコパックに順次変更していく。

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