コロナ禍で進む“食のパーソナライズ化” 今シーズンの「1人鍋」の注目ポイントはこれ!
一人鍋の人気メニュー1位は「キムチ鍋」
冬の“風物詩”ともいえる鍋。例年、この時期になると「今年の鍋のトレンドは?」と筆者のところにも多くの取材をいただく。どんな新しい鍋のメニューや楽しみ方が登場するかは、筆者にとっても毎年楽しみにしているテーマの1つだ。
今年は、新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大の影響により、外食の在り方は大きく変化した。いや、進化したといえるだろう。デリバリーやテイクアウト需要の急増などにより、かねてからいわれていた「外食」「中食」「内食」のボーダレス化は一気に加速し、「外食だからこその価値」が今まで以上に求められている。
また、外出自粛生活によって、リモートワークが普及したことで、自宅で家族と昼食や夕食を食べる機会が増えるなど、人々の食事をする相手や、場所、時間帯なども変わりつつある。こうした状況下において、今年の鍋を囲むシーンにはどのような傾向がみられるのか。リクルートライフスタイルが企画編集するクーポンマガジン「HOT PEPPER」では、経年で「みんなの食べたい鍋ランキング」(外食・内食問わず)という調査を実施している。近年の結果では、9年連続で「すき焼き」が第1位を獲得している。
今年については、コロナの影響から大人数で同じ鍋をつつくといったシーンは少ないだろうという仮説のもと、「一人で食べたい鍋」についてのランキング調査を行った。
その結果、「食べたい鍋ランキング」で首位を獲得してきた「すき焼き」に倍以上のポイント差をつけて、