ストックのしやすさと調理の簡便性から需要が拡大した即席麺市場、コロナ禍でも袋麺を中心に大きく伸長
まるか食品
キャベツやマヨネーズを増量話題の新製品を投入
今年で発売45周年を迎えた、まるか食品の「ペヤング ソースやきそば」。鉄板やきそばをイメージしたコシのある麺、飽きのこないまろやかな味の液体ソースなどにより、根強いファンを獲得している。また、レギュラーサイズの約4倍のボリュームとカロリーを実現したインパクトのある商品を投入し、話題となっている。
今年の秋冬も注目の新製品を投入。豚脂の旨味が凝縮された濃厚な味わいと豚骨独特の豚骨臭がしっかりと感じられる本物志向の「ペヤング モノホントンコツMAXやきそば」を新発売。豚骨好きが楽しめる味わいとなっている。
また、「ペヤング」人気の「超大盛りシリーズ」から〈マヨネーズMAX〉をラインアップ。マヨネーズはたっぷり30gを使用し、マヨネーズファンを取り込む。
さらに「ペヤング」の具材としてお馴染みのキャベツをたくさん使用した「ペヤング ソースやきそばマシマシキャベツ」を発売。キャベツは25gで、通常の商品の4倍ものキャベツを使用した。カップの中でキャベツがインパクトある仕上がりになっている。
明星食品
超極太麺と超濃厚スープが特徴新ブランド「明星 麺神(めがみ)」
今年3月に創立70周年を迎えた明星食品。100周年に向けて、新たな施策を打ち出した。
新商品としては、ラーメン店で食べる品質を追求し、超極太麺と超濃厚スープを味わう「明星 麺神 神太麺×旨 醤油/味噌」の袋麺タイプを関東・甲信越で9月に発売。同社独自の技術で可能になった麺質が最大の特徴。今までの即席麺にはない、太さ、コシ、食感を実現した。その超極太麺に負けない、旨みの強い超濃厚なスープを組み合わせた。袋麺に続き10月に「神太麺×旨 醤油」のカップ麺タイプを発売し、11月には「同 味噌」もラインアップする。年間3000GRPのテレビCMや有名ラーメン店主とのコラボWEB企画を実施予定で、話題喚起を行っていく。
その他、日清食品と共同で即席麺業界初の製品用段ボールにFSC®認証紙(森林認証)を使用開始し、21年度中に100%切り替え完了をめざしている。また、高齢化に伴う健康意識の高まりに対応し、16年から減塩商品の開発に取り組んできており、19年度で1食当たりの塩分摂取量約6%の削減を実現した。同社では引き続き、減塩商品の開発に取り組み、25年度までに1食当たりの塩分摂取量25%削減をめざす。(削減の実績・目標は15年度比)
ヤマダイ
「凄麺の日」に合わせて6食入アソートを発売
ヤマダイでは2001年に初めて「凄麺」が発売された日である10月29日を「凄麺の日」に制定。この凄麺の日に「凄麺ご当地ラーメン」(6食入アソート)を新発売。「凄麺ご当地シリーズ」の北・東・西の地域別6種類を詰め合わせ。日本全国のご当地ラーメンが自宅で楽しめるもので、ギフトとしても活用できる。また各商品、6種類のうち1種類はスペシャル商品入り。スペシャル品は、ボリュームのある限定チャーシュー入りで、カップラーメンとは思えない満足感が味わえる。
また、欧米を中心に拡大しつつあるヴィーガンに対応した「ヴィーガンヌードル」シリーズに〈担々麺〉〈酸辣湯麺〉に続く3品目の〈醤油〉をラインアップ。動物性食材、化学調味料、アルコール不使用の体に優しいカップ麺として、ヴィーガンをはじめ、食事に制限のある人やアレルギーのある人など、幅広いユーザーから支持されてきた。今回〈醤油〉は、ネギやニンニクなども不使用で、濃口醤油をベースに白菜・昆布の旨味を加えたオーソドックスな醤油ラーメンスープに仕上げた。




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