おいしいもの総選挙2024、最高グランプリの「やりすぎサンド」とは
チラシ・買物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイド（東京都／穐田誉輝社長）は2024年9月、同社が主催する「全国スーパーマーケットおいしいもの総選挙2024」（以下、「おいしいもの総選挙」）の結果を発表した。「おいしいもの総選挙」とは、全国のスーパーマーケットが自慢の総菜やスイーツをエントリー、ユーザーが投票して「おいしいもの」を決定する企画である。投票期間は2024年7月1日～22日の間で、「おいしいもの総選挙」の特設サイトから1人につき各部門1票ずつの投票が可能で、今回の総投票数は10万4516票だった。
過去最高のエントリー商品数
今回で第3回目の開催とった「全国スーパーマーケットおいしいもの総選挙2024」では、93社から364商品がエントリーした。エントリー条件は、食料品を扱っているスーパーマーケットや小売店である。投票部門は、「デリカ部門」「スイーツ部門」「グロサリー部門」「生鮮・日配部門」に加え、2024年から新たに「観光商品部門」が新設され、計5つの部門から構成される。各部門で4つの金賞が設けられ、その中から最高金賞が選ばれる。さらに、最高金賞の中から最高グランプリが決定する。
「デリカ部門」の最高金賞選ばれ、今回の最高グランプリに輝いたのは、野川食肉食品センター（山形県／野川喜弘社長）の「やりすぎサンド」（税込430円）。厚めに切ったとんかつをパンで挟みボリューム感があり食べ応えがある点が評価された。投票者からは「厚切りのとんかつなのに、肉が柔らかくて食べやすい」といった声が寄せられた。
「やりすぎサンド」を開発した同社はこのほかにも、オリジナルのスパイスである「ガリスパ！」（同430円）で「グロサリー部門」での最高金賞を受賞した。
このほか、「スイーツ部門」では、エコス（東京都／平邦雄社長）の「関口シェフのクッキーシュー」（同171円）が最高金賞を受賞した。「生鮮・日配部門」では、バロー（岐阜県／森克幸社長）の「まぐろ握り鮨（ネギトロ入）」（同1707円）が最高金賞を受賞した。
今回から新設された観光商品部門ではフジ（広島県／山口普社長）の「天使のマドンナサワー」（同152円）が最高金賞として選ばれた。
「おいしいもの総選挙」の事務局長を務める、くふうカンパニー（東京都）執行役の草深由有子氏は「今回は参加企業数と応募数ともに過去最高で注目度の高さを感じる。以前は、インスタ映えといった要素が強調されていたが、年々見た目にプラスアルファした要素を各社とも商品に盛り込んでいる」と全3回を通じての同企画の変化について語った。
記事執筆者
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