鮮魚売場活性化の一助に! 魚のおいしさを再発見できる場所とは?
漁師から新鮮な魚を直接買える通販サイトが3月にもオープン
続いてプライドフィッシュ料理コンテスト。プライドフィッシュ(PRIDE FISH)プロジェクトは、「おいしい魚の底力を、感動を、もっと知ってほしい。」という思いから、2014年から、全国漁業協同組合連合会(JF)が中心になって進めている取り組みだ。「本当においしい漁師自慢の魚」「地元で水揚げされたもの」「旬を明確にした魚」「各会員が独自に設けている基準(サイズ、水揚げ海域など)」をクリアしている魚で、2019年10月31日現在、40都道府県から276種類のプライドフィッシュが選ばれている。
グランプリに輝いたのは、「庄内浜産 おさしみ鮭とイクラ漬け丼」(JFやまがた)。旬の天然秋鮭(庄内浜の秋サケ)の脂のりのよい身、豪快に盛り付けたイクラ、そしてカリっと香ばしく揚げた皮など、素材のすべてを味わい尽くすことができる丼になった。
準グランプリは「ふくいサーモンユッケ丼」(JF大島<JF福井漁連>)。低水温環境という、福井の海の特性を活かして養殖したサーモンを、秘伝のタレでユッケ丼に仕上げた。
JF(全漁連:全国漁業協同組合連合会)グループでは、2020年3月から、全国の漁師から、新鮮でおいしい魚が直接買える通販サイトをオープンさせる予定だ。販売する商品の内容は「検討中」(JF全漁連担当者、11月時点)ということだが、通販サイトの名称について2019年12月25日まで募集しており、2020年3月に発表されることになっている。
いったい、どんなサイト名になるのか、果たして、消費者の魚離れを食い止めることができるのか、3月の発表が待ち遠しい。