レシートは語る第10回 マミーマートの「生鮮市場TOP」 安さだけではない支持される理由

2023/07/06 05:55
山室 直経 (mitorizDMB本部 本部長)
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生鮮の1人当たり
購入点数が上昇!

図表3

 最後に、レシート情報からチェーン毎に生鮮食品の購入状況を比較した。(図表3

 その結果、「生鮮市場TOP」のレシート1枚平均の購入数量は2023年5月で3.0個と、「ベルク(3.4個)」に次いで高い。2022年6月から2023年5月間の差異をみると、購入点数を減らすチェーンもある中、「西友」とともに+0.2個上昇している。

 「安い、新鮮、美味しい。」「他のスーパーに比べると品揃えもいいし、安い」「特売日を気にしなくても全体的に他店より安いので助かっている」とあるように、品質やコストパフォーマンスの評価の高さが分析結果にもあらわれたと言える。

 マミーマートは、これまで同じ埼玉県を地盤とするヤオコーやベルクといったチェーンと比較されてきた。それらの競合他社とは違う独自の価値を打ち出すために、「生鮮市場TOP」や、さらにディスカウント食を強めた新業態「マミープラス」の展開を広げている。

 そうしたなか本調査結果から「生鮮市場TOP」は、「立地」や「品揃え」「ポイントやオトクなサービス」などを理由に利用される他チェーンと異なる価値を提供し、差別化に成功していると言えそうだ。

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記事執筆者

山室 直経 / mitoriz DMB本部 本部長

山室直経(やまむろ・なおつね)

神奈川大学経営工学科卒業。パソコンメーカーを経て、米リサーチ会社にてコンサルティング業務を学ぶ。その後、大手家電量販店子会社のパソコンメーカーで経営企画室に従事。計数管理とERP導入による業務改善などのプロジェクトを経験した後、2012年3月ソフトブレーン・フィールド入社、消費者購買データ事業の新規立ち上げを行う。

現在はデータを軸とした事業開発と当社の基幹システムのDX戦略を担う

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