即席麺市場、袋麺は前年割れだが、カップ麺は堅調な推移が続く
ロングセラーブランドを中心に堅調な推移が続くカップ麺
KSP-POSデータのカップ麺の期間通算の金額PIは、1万7432円で対前年同期比2.5%増。コロナ特需が一周したあともカップ麺は堅調な推移が続いている。袋麺同様に6月以降は値上げと天候要因もあり、前年割れとなった。
ロングセラーブランドを筆頭に定番商品が底堅い人気のカップ麺。トップブランドの「カップヌードル」は、昨年好評だった「カップヌードル スーパー合体」シリーズの第2弾を発売するほか、9月からは「カップヌードル」シリーズ18品を対象にしたキャンペーンを行い、売場のバックアップを図っている。
今年で発売30周年を迎えた東洋水産の「マルちゃん 麺づくり」。生麺食感をさらに追求した麺と、食欲をそそる香りを付与したスープにリニューアルした。
ヤマダイでは「ニュータッチ 凄麺」逸品シリーズに、和風2品を新発売。「凄麺」史上初のうどんとなる〈肉汁うどんの逸品〉と、〈鴨だしそばの逸品〉の2品だ。
寿がきや食品は、地方の優れた素材を使用したこだわりのブランド「逸品素材シリーズ」に、富山湾産の白えびを使用した「富山白えびラーメン」を新発売。希少な素材を使用した高付加価値商品の投入で、さらなる市場の活性化を図る。