ヤオコーとイトーヨーカ堂も導入!ドールの「バナナエシカルバリューチェーンプログラム
導入事例ケース1 ヤオコー
量り売りのメリットを生かし、食品ロス削減へ
最近のバナナはプラスチック袋の包装が主流になっているが、昔のようにバナナを袋に入れずそのまま販売することで、環境問題の取り組みにつなげられると考え、今回ドールさんの「バナナの量り売り企画」を導入することを決定した。必要な量を購入できる量り売りのメリットを最大限に生かし、食品ロス削減につなげたい。
バナナの量り売り企画の導入店舗として選んだのが、2021年10月にオープンしたヤオコー和光丸山台店。積極的に新たなMDにチャレンジしている店舗で、パイナバーの機械を導入していることもあり、お客さまがご自身で機械を操作し、商品を購入することにも比較的慣れていることが決め手になった。
導入後、お客さまからは「必要な量(適量)で購入できるのが便利」という声をいただいている。バナナはカラーチャート(色目)青、黄色の状態で試験的に販売しているが、毎日、買い物ができないお客さまはバナナの色をミックスして購入されている。それにより、熟しすぎてムダにすることがなくなり、食べたい時に、食べ頃を食べていただけるようになった。ただ、初めて購入されるお客さまからの操作がわかりづらいというご意見もあるので、量り売りの購入方法について、ドールさんとともに改善を図っていきたい。先行して取り組んでいる和光丸山台店の事例を広く発信し、ひとりでも多くのお客さまに共感していただき、SDGsの実現に向けてさらに理解を深めたいと考えている。
導入事例ケース2 イトーヨーカ堂
バナナの購入頻度や来店頻度アップに期待
イトーヨーカ堂では、さまざまなSDGsの取り組みを行っているが、とくに力を入れているのがフードロス削減。店舗や家庭で捨てられる食糧を減らす取り組みを行っており、そのタイミングでドールさんから食べ切れる量のバナナを販売する「バナナの量り売り企画」の提案があり、フードロス削減のため導入を決定した。またバナナの皮を堆肥にすることで家庭ごみ削減につながる「コンポスト企画」も素晴らしい取り組みだと思った。
最近、若い世代は学校でSDGsを学んでおり、バナナメーカーさんのお客様相談室に「なぜバナナはプラスチック包材に入れて販売しているのか」という若い世代からの問い合わせが寄せられているそうだ。アリオ北砂店は若いお客さまが多く来店することもあり、今回の「バナナの量り売り企画」のテスト店として最適と考えた。従来のバナナの売り方は販売する立場での提案だが、「バナナの量り売り」は、お客さま視点。お客さまに欲しい量だけを買っていただき、食べ切ることで、フードロス削減につながる。それにあわせて、バナナの購入頻度や来店頻度が上がることも期待のひとつ。こうしたSDGsに関する取り組みは今後も積極的に続けていきたい。