サントリーが濃縮飲料「おうちドリンクバー」でつかんできた確かな手応え

Pocket

割って楽しむできたてのおいしさを訴求

 「おうちドリンクバー」のパッケージは商品特長が分かるよう家型のアイコンの中に「おうちドリンクバー」のロゴを配置。

 中央にはドリンクバーを想起させるボタンのアイコンデザインをあしらい、その下にグラスシズルを大きく描くことで、割って楽しむできたてのおいしさを伝えている。

 ブランドの公式Instagramでは定番の炭酸割りのほか、「POPメロンソーダ」にペプシを足した「メロメロペプシ」や「CC.レモン」を牛乳で割った「CC.レモンラッシー」などアレンジレシピを紹介。

 ユーザーの中にはかき氷のシロップとして利用したり、酒類を割って楽しんだりなど、利用シーンも広がっている。

宮内優洋氏
SBFジャパン ブランドマーケティング本部 宮内優洋氏

 9月には新フレーバーとして「おうちドリンクバーデカビタC」を投入。

 さらに同品の発売に合わせ、人気TikTokerを起用した自分だけの最強ドリンクを開発する「おうちドリンクバー#原液実験」プロジェクトを展開し、大きな話題となった。

 ◼️オリジナルドリンクを生み出す原液実験プロモーションも好評

 「おうちドリンクバー」のメーンユーザーは3040代のファミリー層だが、原液を割って楽しむという新奇性が受けて、20代の若年層も流入してきている。

  サントリー食品インターナショナルでは2025年も同シリーズの店頭展開に注力。

 流通各社の炭酸水PBとのクロスMD企画をはじめ、元となっているRTDPET飲料との連携も重視しながら、「おうちドリンクバー」シリーズのトライアルを促進し、ブランド間口を拡大することで、濃縮飲料市場の活性化を図っていく考えだ。

1 2

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局は、DCSオンラインを通じて、食品メーカーやIT・通信などの事業者様が、小売業へPRや協業などを検討する際の最適なパートナーとなります。小売業との協業を増やしたい、小売業へのアプローチをしたいなどのご用命は、ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局へお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態