小売店の売り場を徹底的に見える化…「ShareWatcher 」は何がスゴいのか
買い上げ点数・客単価を改善するための店頭展開に向けて解決すべき課題とは?
こうした環境もあり、エンド棚割り企画については、最終確定した棚割りの指示どおりに店頭展開ができていない、商品が欠品している、フェイス数が違う等、メーカー、流通⼩売双方にとって機会ロスが発⽣しやすい状況が出てきている。
インパクトホールディングスのグループ企業、インパクトフィールドでは年間94万件を超えるフィールド業務により店頭のアクティビティを最大限サポートする一方、「タイムリーに店頭状況を把握したい」という要望に応え、ラウンダーの業務レポートを一括管理できるフィールド業務管理システム「MarketWatcher Neo」を提供している。
ただし、店頭の状況を詳細に把握するためには、店舗ごとに売場や棚割りを撮影し、商品が配荷されているか、どの棚の位置で展開されているか、店舗ごとの売場に違いはあるかなどを画面上で⽬視し、ひとつひとつ確認する必要があった。
そこで同社は「MarketWatcher Neo」の拡張機能として買い場分析システム「ShareWatcher」を開発、2024年9月17日にリリースする。
AI画像解析により数値化店頭状況をタイムリーに把握
「ShareWatcher」は、ラウンダー業務時に収集している買い場情報や写真を「MarketWatcher Neo」に情報として格納。AI画像解析により、撮影した棚割りの写真から商品の配荷率や陳列SKUを可視化する買い場分析システムだ。
AI画像解析では自社の商品が棚に並んでいるかだけでなく、展開SKU数やSKUごとのフェイス数、同棚内でのSKU占有率、店舗ごとの棚本数や商品が陳列されている棚の位置など、定番棚・エンド棚ともに店舗ごとの本数・段数が自動的に数値データに変換される。