ユーロ圏景況感、9月は予想外に改善 インフレ期待高まる

ロイター(ロイター・ジャパン)
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9月29日、欧州連合(EU)欧州委員会が発表した9月のユーロ圏の景況感指数は117.8だった。フランクフルトのECB本部で2019年4月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ブリュッセル 29日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏の景況感指数は117.8だった。8月の117.6から上昇したものの、過去最高だった7月の119.0には届かなかった。

ロイター調査でエコノミストは、主に製造業やサービス業の景況感が悪化するとの見方から116.9に低下すると予想していた。

製造業の景況感は13.8から14.1に改善。サービス業の景況感は16.8から15.1に低下した。

建設業の景況感が5.5から7.5に上昇する一方、小売業は4.6から1.3に低下した。

消費者はより楽観的になり、信頼感指数はマイナス5.3からマイナス4.0に改善した。

新型コロナウイルスのパンデミック後の景気回復とエネルギー価格の大幅上昇を受け消費者や製造業でインフレ期待が上昇。

製造業の販売価格期待指数は38.2で、2000年の調査開始以来の最高を更新。消費者のインフレ期待指数は33.1で8月の31.1から上昇し、2001年8月の最高記録(38.7)に近づいた。

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