[ワシントン 1日 ロイター] – 米商務省が1日発表した8月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比1.0%増と、7月の1.5%増から鈍化した。市場予想の0.8%増を上回ったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を依然として4%下回っている。
個人所得は2.7%減少。失業給付金の減額を受けた。7月は0.5%増だった。
8月の貯蓄は累計2兆4300億ドルだった。
FHNフィナンシャルのチーフエコノミスト、クリス・ロー氏は「経済成長を巡り貯蓄には大きな可能性があるが、新型コロナに関する支援が縮小されたにもかかわらず、米国では8月収入の14%が貯蓄に回った。一種の警戒心が示唆され、経済回復の抑制につながる」と述べた。