[ブリュッセル 19日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した7月の消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比0.4%上昇し、速報値と変わらなかった。6月は0.3%上昇だった。
変動の大きい項目を除いた各コア指数も速報値から変わらず。
欧州中央銀行(ECB)が注視する食品とエネルギー価格を除いたインフレ率は1.3%上昇。6月は1.1%だった。
アルコールとたばこも除いたインフレ率は1.2%。6月は0.8%だった。
JPモルガンはインフレ率加速について、フランスとイタリアにおけるサマーセール期間の後ずれが主な要因で、今後数カ月続くとは予想していないと指摘。今後はコア指数の伸び鈍化を見込んでいる。
ECBは中期的なインフレ率目標を「2%を下回る、近い水準」としている。
EU統計局によると、7月CPI改定値の前月比は0.4%低下。速報値は0.3%低下だった。