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スウォッチグループ、上期は初の赤字転落 業績回復を予想

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7月14日、高級時計「オメガ」などを販売するスイスの腕時計大手スウォッチグループの上期決算は初の赤字に転落した。ただ今後数カ月で売上高・利益が急回復する見通しという。写真はスイスで昨年10月撮影(2020年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)

[チューリヒ 14日 ロイター] – 高級時計「オメガ」などを販売するスイスの腕時計大手スウォッチグループの上期決算は初の赤字に転落した。ただ今後数カ月で売上高・利益が急回復する見通しという。

スイスの時計メーカーは、新型コロナウイルスの流行を受けた各国店舗の休業や中国人観光客の減少で打撃を受けている。

上期の売上高は46.1%減の22億スイスフラン(23億4000万ドル)。

純損益は3億0800万フランの赤字。前年同期は4億1500万フランの黒字だった。

同社は6月の業績がプラスになったと表明。ロックダウン(都市封鎖)が解除された国で非常に旺盛な需要がみられると指摘した。中国本土では5月と6月の販売が2桁の伸びを記録したという。

下期は好調な業績を期待でき、通期の業績はプラスを見込む。

ただ、政治が混乱している香港では現時点で販売がゼロに近く、米国の7月の販売も20-25%減となっているという。

上期は約260店舗を閉鎖。コスト削減のため、昨年12月以降、人員を6.5%減らした。