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ユーロ圏消費者物価、5月改定値は前年比+0.1% さらに減速

コロンのショッピングモール
EU統計局が発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比0.1%上昇と伸びが一段と縮小した。エネルギー価格の下落が押し下げた。写真はコロンのショッピングモールで4月撮影(2020年 ロイター/Thilo Schmuelgen)

[ブリュッセル 17日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比0.1%上昇と伸びが一段と縮小した。エネルギー価格の下落が押し下げた。

4月は0.3%、3月は0.7%の上昇だった。前月比では0.1%低下した。前年比、前月比ともロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。

前年比では食品・アルコール・たばこが0.64%ポイント、サービスが0.59ポイント、工業製品が0.06ポイント指数を押し上げる一方で、 エネルギー価格が1.20ポイント押し下げた。

エネルギーと生鮮食品を除いたコア指数は前月比横ばい、前年比では1.2%上昇した。4月は前年比1.1%上昇だった。

エネルギー・食品・アルコール・たばこ除いたベースでは前月比横ばい、前年比は0.9%上昇で4月と同じ上昇率となった。