[ブリュッセル 10日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した2019年第4四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)確報値は2月に発表された改定値と変わらずの前期比0.1%増で、成長率の鈍化が明らかとなった。
投資や消費がプラスに寄与する一方、輸入急増がマイナス寄与した。
前年比成長率は0.9%増から1.0%増に上方修正された。
経済規模で域内第2位・第3位のフランス、イタリアのほか、フィンランド、ギリシャの成長率がマイナスとなった。
総固定資本形成の寄与度は0.9%ポイント、個人消費と政府支出の寄与度はそれぞれ0.1%ポイントだった。
一方、純輸出入は0.8%ポイントのマイナス寄与。輸入が1.8%増となった一方、輸出の伸びは0.2%にとどまった。在庫品変動も0.1%ポイント、マイナス寄与した。