ABインベブ、新型ウイルスの影響で第1四半期は10%減益予想

ロイター
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[ブリュッセル 27日 ロイター] – 世界最大のビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、今年第1・四半期は10%の減益になるとの見通しを示した。同時に発表した昨年第4・四半期決算も予想を下回る内容となった。

同社は、新型ウイルスの影響で、中国では特に春節(旧正月)期間中に需要が大幅に減退し、今年1─2月には中国で最大2億8500万ドル分の売り上げが失われたと説明した。この中国での減収規模は、昨年第1・四半期のグループ全体の売上高の2.3%に相当するという。

同社は「2019年の業績は予想を下回るもので、われわれは満足していない」とした。その上で、新型ウイルスなどの影響により、今年第1・四半期のコア利益(支払利息・税金・償却控除前利益=EBITDA)が前年同期比10%減少する可能性があるとの見通しを示した。

2020年通年については、下半期の持ち直しを見込み、コア利益は2─5%増加すると予想した。

昨年第4・四半期決算は、コア利益が5.5%減の53億4000万ドルで、市場予想の1.9%減よりも大幅なマイナスとなった。

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