ツイッター、第4四半期売上高が初の10億ドル突破 株価15%高
[6日 ロイター] – 米短文投稿サイトのツイッターが6日発表した昨年第4・四半期決算は、売上高が初めて10億ドルを突破した。プラットフォーム刷新に向けた取り組みが奏功し、利用者が増加した。
午前の取引でツイッターの株価は15%超上昇した。
売上高は前年同期比11%増の10億1000万ドルで、アナリスト予想の9億9670万ドルを上回った。
総広告収入は12%増の8億8500万ドル。
ツイッター上で広告を見た1日当たりの平均アクティブユーザー数(mDAU)は1億5200万人と、前年同期の1億2600万人から増加し、市場予想の1億4750万人を上回った。
主要市場である米国での売上高は17%増の5億9100万ドル。一方、海外での売上高は3%増にとどまった。
純利益は1億1900万ドルと、前年同期の2億5500万ドルから減少。特別項目を除く1株利益は0.25ドルで、予想の0.29ドルを下回った。
総費用は前年同期比22%増の8億5400万ドル。すでに計画されていた増員が一因。
第1・四半期の売上高見通しは8億2500万─8億8500万ドルとした。市場予想は8億7260万ドル。営業利益見通しは損益トントン─3000万ドルとした。
ドーシー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、新機能のより迅速なリリースが今年の最優先課題と述べた。
また、新たなデータサーバー立ち上げ計画を踏まえ、今年の経費は20%増加する見通し。
ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・パクター氏は「営業経費増加見通しは、利益が過去ほど速いペースで拡大しないことを示唆している」と指摘した。