[ブリュッセル 5日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した昨年12月のユーロ圏の小売売上高は、数量ベースで前月比1.6%減少した。
2017年10月以降で最大の落ち込みとなった。ロイターがまとめた市場予想の0.9%減も下回った。
クリスマスの買い物シーズンにもかかわらず、消費が低迷したことが浮き彫りとなった。
昨年第4・四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増と、第3・四半期の0.3%増から鈍化したが、消費の低迷が一因だったとみられる。
12月の小売売上高は、オンライン販売を除くすべての項目が減少した。オンライン販売は前月比2.0%増だった。
衣料・履物は前月比2.8%減。コンピューター機器・書籍は2.1%減。
12月のユーロ圏小売売上高は前年比では1.3%増加した。11月の2.3%増から伸びが鈍化した。自動車燃料、衣料、食品・飲料・たばこの販売は減少したが、オンライン販売が急増した。