【オランダ食肉協議会】EU・オランダ食肉協議会がオランダ産豚肉セミナーを実施

2018/11/22 12:10
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プレゼンテーション場面

 11月16日(金)、オランダ食肉協議会(以下「COV」)の主催で「信頼できる欧州産ポークプログラムによって、保証・管理された安全で高品質なオランダ産豚肉セミナー』が都内のオランダ王国大使館・出島ラウンジのセミナールームにて開催された。

 

 今回のセミナーはEU産の信頼される豚肉とオランダ産豚肉の安全性を啓蒙することを目的としたプロモーションの一環。セミナー会場には、日本国内の外食事業者や加工肉メーカーや輸入卸の関係者、関係省庁の担当者など多くの関係者が参加した。近年のオランダ産豚肉の輸入量は増加傾向にあり、さらに2019年3月から発行が予定されている日本とEUの経済連携協定(EPA)を目前に控えたいま、オランダ産豚肉の動向に各業界から注目が集まった開催となった。

駐日オランダ王国特命全権大使のアルト・ヤコビ氏
COV国際部門ディレクターのフランス・ファン・ドンゲン氏

 

 冒頭に駐日オランダ王国特命全権大使のアルト・ヤコビ氏から、日本とEUとのEPA締結により、ますますオランダ産豚肉が日本の外食・小売市場へ展開されることを期待する挨拶があった。その後、COV国際部門ディレクターのフランス・ファン・ドンゲン氏から、EUそしてオランダでの豚肉の安全性と品質を保証することを可能にする、農場からテーブルに届けられるまでの食品安全のアプローチやトレーサビリティ、監督体制から法規までの取り組みについて紹介された。

 

 EUとしては、28カ国への豚肉の飼育生産管理の基礎ルールを提示しながらも、実際の制御と施行は加盟国ごとの公的管理システムに委ねられている。なかでも豚の福祉という活動については、EU全体で生まれてから処理されるまでの全工程で、豚にストレスの少ない環境を提供することで豚肉が安心して美味しく食べられるという考えのもと、生育環境のスペースの確保や移動に関する道具や距離の規制などさまざまな保護のための最低基準が定められている。

 

懇親会

 セミナー後半では7社のオランダ産豚肉の加工事業者が事業内容を紹介しながら、来年以降の日本市場への市場拡大につなげようとパートナー企業を求めるプレゼンテーションを行った。

 

 今後もEUとオランダ食肉協議会は、日本の外食・小売市場への積極的なプロモーションを展開する予定。今後も本協議会の動向には注目してみたい。

 

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