米イーベイ、第4四半期売上高見通しが予想に届かず

ロイター
Pocket

イーベイのロゴ
10月23日、米電子商取引大手イーベイが発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想に届かなかった。写真はイーベイのロゴ。ニューヨークで7月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

[23日 ロイター] – 米電子商取引大手イーベイが23日発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想に届かなかった。年末商戦を迎え、アマゾン・ドット・コムやウォルマートといったより規模の大きいライバルとの競争激化に直面しているためだ。

イーベイの株価は時間外取引で一時2.73%下落した。

第4・四半期見通しは、調整後1株利益が0.73─0.76ドル、純売上高が27億7000万─28億2000万ドル。リフィニティブのIBESデータによると、アナリスト予想平均はそれぞれ0.76ドルと28億5000万ドルだった。

イーベイは先月、最高経営責任者(CEO)だったデビン・ウェニグ氏が退任したばかり。物言う株主の圧力を受けて一部事業の売却を目指そうとしている取締役会との意見の食い違いを、同氏は退任理由に挙げていた。

同社に対しては、ヘッジファンドのエリオット・マネジメントとスターボード・バリューが、さまざまな形で収益力改善を求めている。

第3・四半期はアクティブバイヤー数が4%増加したが、総取引額は4%減少した。純利益は前年同期の7億2100万ドルから3億1000万ドルに減った。ただ、調整後1株利益は0.67ドルと、アナリスト予想平均の0.64ドルを超えた。純売上高は横ばいの26億5000万ドルで、アナリスト予想平均の26億4000万ドルをわずかに上回った。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態