[16日 ロイター] – 米ホームセンター大手のホーム・デポが16日発表した第3・四半期(10月31日まで)決算は、売上高が予想を20億ドル近く上回った。年末商戦の出足も好調だという。
リフィニティブIBESによると、同社の国内既存店売上高は6.1%増となり、予想の1.4%増を上回った。総売上高も10%近く増加し368億2000万ドル。予想は350億1000万ドルだった。
一般消費者による住宅改装向け工具・材料の購入が加速したほか、新型コロナウイルスの影響で中断していた改修工事が再開したことで、建設業者なども資材の調達を急いでいる。
同社によると、第4・四半期の最初の2週間の売上高は、第3・四半期の売上高を上回る傾向にある。同社幹部は、第4・四半期向けの商品はほとんど入荷済みであり、年末商戦の品不足懸念は解消されていることを明らかにした。同社は世界的なサプライチェーンの目詰まりを回避するため、専用貨物船をチャーターするなど多額の投資を行ってきた。
決算を好感して株価は4%上昇し、最高値を更新した。