しまむら、22年2月期の営業利益は20%増の456億円、70億円上方修正

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しまむらの看板
新型コロナの感染拡大や梅雨時から夏にかけての長雨が逆風となったものの、主力のしまむら業態でプライベートブランド商品や取引先との共同開発ブランドが売り上げを伸ばした。

 しまむらは9月27日、2022年2月期の連結営業利益が前期比20.1%増になりそうだと発表した。1.6%増の386億円としていた従来予想から70億円の上方修正となる。

 新型コロナの感染拡大や梅雨時から夏にかけての長雨が逆風となったものの、主力のしまむら業態でプライベートブランド商品や取引先との共同開発ブランドが売り上げを伸ばした。売れ筋商品を短期間で追加生産する仕組みが効率的な在庫コントロールにつながり、値下げロスも減った。

 22年2月期の連結売上高は5.1%増の5705億円、純利益は19.4%増の312億円と従来予想をそれぞれ156億円、49億円上回りそうだ。

 同日発表した21年3〜8月期の連結業績は、売上高が前年同期比11.9%増の2845億円、営業利益が58.6%増の253億円、純利益は65.6%増の174億円だった。営業利益は上期としては過去最高を記録した。

 しまむら業態全店舗にタブレット端末を導入したことなどにより店舗作業の効率化が進み、人件費率が1.0ポイント改善。デジタル販促の活用で広告宣伝費も減少し、販売管理費率が25.6%と1.7ポイント低下、大幅な増益につながった。

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